総合栄養食

キャットフードの表示「公正競争規約」について

ペットフードは主に犬用と猫用に分けることが出来ます。
スーパーマーケットなどで販売されている製品も、犬用か猫用のどちらかです。
可愛いペットを大切に育てていくためには、私たちが数多くのペットフードを吟味し、安心できる製品を見定めなければなりません。
そこで、吟味の際の良い材料になるパッケージの表示について簡単にご説明しましょう。

まずペットフードの表示は、厳密に国によって法規制がなされています。
公正競争規約施行規則』第3条(2)を参考にすると、ペットフードの目的の表示は次の3つに分類するように規定されています。
ペットフードの目的の表示があまりにもバラバラですと、消費者は購入の際に混乱しますし、誇張された広告は公正な競争を阻害します。
よって、次のような決まりができたのです。

表示の3つの分類は、「総合栄養食」、「間食」、「その他の目的食」のいずれかと決められています。
今もしもお手元に愛猫のキャットフードがあれば、早速パッケージを確認してみてください。
必ずこの3つの表示のいずれかが掲載されています。
現在多くの方が愛猫の健康管理に使用しているのは、「総合栄養食」です。
総合栄養食とは、猫が十分な栄養成分を、キャットフードを食べることで満足に得ることが出来るように成分配合がなされているものです。
(これは犬向けも同様です)総合栄養食は、バランスも良く、安心の食材が配合されているものが多数ですので、もしも初めてのペットの飼育に悩んだら、このキャットフードを購入すれば問題ありません。

次に間食とは、オヤツやスナックが該当します。
これらは主食ではなく、あくまでも間食ですので、褒美に与えたり、成長期でお腹が空きやすい子に与えるものです。
中には、歯磨き代わりに間食を与え、歯をクリーニングできるタイプもあります。
 
最後に、「その他の目的食」とは、サプリメントなどが該当します。
健康のためや健康成分を食事だけでは補いにくい高齢のペットに与えるために作られているものです。
療法食もこの分類に該当します。