総合栄養食

7歳以上の高齢猫とキャットフード

猫も高齢になると、動きがどんどん鈍くなり億劫そうな姿を見せるようになります。
高齢猫と呼ばれるのは7歳以上の猫で、この頃には食事量も成猫に比べると減少していくのが特徴です。
少ない量でも十分な栄養素が行き渡るように、飼い主は猫の食事を観察していく必要があります。
年齢の表示がなされているキャットフードが主流ですから、この年齢表示に従って製品を与えることがベストです。
年齢表示を守らないと、特に高齢猫は腎臓に負担を与えてしまう可能性があります。
猫は犬などの他のペットに比べると、腎臓を傷めやすい動物ですのでこの点を十分に認識し、キャットフード選びに役立てると良いでしょう。
また、高齢猫の場合動きが鈍い分、消費するエネルギーも成猫や仔猫に比べると減少していきます。
室内でのんびりするようになった高齢猫に対して、成猫向きのような製品を与えると、カロリーオーバーになる可能性も否めません。
同様に、それまでオヤツの習慣があった場合も見直す時期がこの7歳という年齢です。
肥満は寿命にも影響してくるので、カロリーを高齢猫に合わせてあげるためにも、年齢表示の順守が大切です。

高齢猫になるとそれまでどんなに元気だった愛猫も、小さいものから大きいものまで病気を経験することが増加します。
そうした場合は、療養食を与えると良いでしょう。
療養向けの製品も市販で販売されていますが、かかりつけの動物病院の支持に従うことが大切です。
内臓疾患を患っている場合、安易なキャットフード選びは病後に負担になります
もしも動物病院側から指定されたフードがある場合や、おススメされる製品などがあったら従うことが大切です。
動物病院の中には、療養食を販売している場合もあります。
不安がある場合は相談してみるのも良いでしょう。
尿の匂いがきつくなっている場合は、尿の匂いを抑える成分が配合された製品もあります。
年齢や体調に合わせてキャットフードを調整していくことで、猫の大切ないのちを支えることが出来るのです。